2013年6月22日土曜日

La Vie en Rose BonbonⅡ。


私はフランス語のLa Vie という言葉が好きだ。英語のLife、だともう少しカジュアルな響きになるし、日本語の人生、となると何だか重々しい感じに聴こえる。

それが人生さ。というのはフランスでの決まり文句。楽しくも悲しくも聴こえる、憂いがあって尚且つそこに輝きを放っている。そう、「それが人生さ。」"C'est la vie."。大人にならないとわからないニュアンスですよね。フランス人の好きな哲学的な響きにも聴こえる。

Bonbon というのは京都のおぼっちゃんではなくって(笑)、昔ウィスキーボンボンてあったけど、今は色んなフルーツやナッツを詰め込んでチョコレートでコーティングしたお菓子だ。

ボンボンていう響きも可愛いし、チョコレートの中に色んなものを詰め込んでることが、子供たちのあらゆる可能性を詰め込んだ夢のお菓子みたいで、子供を連想させる。

その大人と子供の間に、Rose というバラ色という言葉で結びついているのが、何となくいいなと思ったわけで。ゲンズブールのヒット曲「夢見るシャソン人形」の歌詞の一節なのだけど、特にこの曲が好きで、このフレーズを使ったわけでないのだね。

フランス語は昔ヨーロッパの貴族の公用語だったそうだけど、今でもその名残があって、ヨーロッパをあちこち講習会や演奏旅行で旅をすると英語よりフランス語のほうが通じたりするものでした。

ポルトガルで大使館関係者のお宅でティータイムコンサートをした折に、急に王族の方の主催でリサイタルをやりませんか、と言う話しになり、その方のお屋敷に昼食を兼ねて打ち合わせに招かれたことがある。その時に、大分長い間話していなかったフランス語でコミュニケーションすることになったのだけど、冷や汗ものだったのは、その王族の方がフランス語で哲学の話しを始めた時だった。

一瞬、冷っとしたのだけど、幸い高校生の頃に哲学関係の本を読んでいたので遠い昔の記憶を辿って、なんとか会食は無事終了。その時フランス語で哲学の話しをしたことで気に入って頂いて、教会でのリサイタルはこれ以上ないというくらい良くして頂きました。

その方の良いリサイタルにしたいという想いとお客様、そして私の想いが全部一致して素晴らしいものになったのでした。フランス語でとても得をしたというお話しですね。

輝きの "C'est La Vie." なのでした。。。