2020年12月19日土曜日

竹之内美穂~Miho Takenouchi  13 years old.

音楽家は光のないときに、人々に光を照らす役割。

しかし、音楽家も一人の人間。
光を照らすエネルギー補給も大事。

そんなとき、13才の時の自分に元気づけられる。

子供頃の自分に励まさられるなんて、面白いななんていつも思います。
お父さん、録音してくれていてありがとう♪ 

「一点の曇りもない、澄み切った心で弾きなさい。」この言葉を時々思い出して、ハッとすることがあります。

この一文の中に色んな意味が詰まっているんだろうな。


※後ろの合唱団の方達は鹿児島ラサールのグリークラブ。父の従弟がラサール高校(文系)の教諭だった関係で、私にもお声がかかった次第。

MBCのテレビ出演時のものだけれど、13才のときの写真が見つからなかった為、7才(笑)のこの写真をイメージとして代用したもの。誤解されたくないので、念のため!
 

2020年12月6日日曜日

冬季レッスン生募集。


師走に入りましたね。12月は華やかな季節でもありますが、今年は自粛気味でちょっと寂しいですね。

当教室では冬季レッスン生を募集しています。

私はクラシックが専門ですが、最近ではロックやポップスなど他ジャンルの方が改めてクラシックギターを習いにいらっしゃる機会が増えました。(ジャズギターのジム・ホール、ジョー・パス、リー・リトナーもクラシックギター習得者。他アコースティックギターで有名なあのギタリスト達もクラシックギターを習っています。本人が公言していない方のお名前は伏せますね。)


クラシックはルネッサンス~現代まで教えています♪


教室は高見馬場バス停前中央ビル2階です。駐車場完備。1階はかぎんATM、コンビニ、地下はレストランが入っている、鹿児島市中心地にあるとても便利な場所です。

※教室の玄関には消毒スプレー設置、マンツーマンで講師生徒ともにマスク着用、換気も行っています。




現在10代~70代の方までギターライフを楽しんでいます。今から大丈夫かしら?そんな声もよくお聞きしますが、67才ではじめてギターを持った方もメキメキ上達なさっています。



小学4年生の頃の生徒くんです♪(投稿はご両親の許可を得ています。)



こちらは8歳の女の子。正統派クラシックです。習い始めて1年半の頃♪

          


私の演奏動画ですが、クラシック以外にボサノバやジャズ・スタンダード(チャレンジとして)を弾いています。

ボサノバは初級レベルは教えていますが、ジャズは全く学んだことがありませんので、教室で学んだクラシックの基礎を元にご自身で応用すると良いですよね。

ボサノバとジャズの動画はクラシックの基本をやっていると、こんな事にも応用できますよ、と言うあくまでも例です。


私(講師)の音源です。1999年、みやまコンセール「九州の演奏家たち」から。

音源はマイクレスのライヴ録音ですのでイアホンをお薦めします。
(写真はイメージで、別のコンサートのときのものを使用しています。)

BWV1006a~プレリュード(バッハ)です。(この時は人差し指の重篤な腱鞘炎を患い、親指、中指、薬指の3本だけで弾いています。右手に気を取られて若干ミスがありますが、今ではそのミスさえも愛おしいと思っています。)




こちらはボサノバ。映画「黒いオルフェ」から「カーニバルの朝」です。
有名な曲ですね。教室宣伝用ではなく、たまたま録音したものがありましたので。

※共演のジャズピアニストは鹿児島出身の松本圭使さんです。

           


こちらはジャズ・スタンダード。”The Nearness Of You"。

メロディーとコード名しか記載されていない、クラシック奏者から見ると、あの真っ白な譜面から、ずぶの素人がここまで作り上げるのに苦労しました。

私のギターがジャズではないのは重々承知で、あくまでも「例」です。さきほどから何度も言っている😅 こちらもたまたま録音したものがありました。

※同じく鹿児島出身の歌い手、和田明さんは今や売れっ子ジャズシンガーです♪
          



       
(レッスンお問合せ)   mguitarlife@gmail.com  竹之内美穂ギタースクール

*お名前 ご連絡先 ギター歴 を書いてお送りください。

  追って詳細をお送りいたします。                           

 

2020年11月20日金曜日

メロディア・センティメンタル/ヴィラ=ロボス~Gt.竹之内美穂


相変わらず家と体のメンテナンスの日々です。いつ終わるのやら・・・。

そんな中、高校2年在学中に開催したリサイタルのプログラムが出てきました。




今改めて眺めてみると、かなりの大曲ぞろいですね。
バロック、古典、ロマン派、近代、現代とまぁよく揃えたものです(笑)。
というより、父がちゃんと計算して私が幼少期の頃から練習曲と並行して、ルネッサンス~現代まで導いてくれていたんですね。

こんなに長い年月が過ぎてから、やっと気づくなんて。

一部はソルのグラン・ソロを省いて、バロックと現代を大序曲と魔笛で挟むそんな感じで良かったんじゃないかな。

二部はヴィラ=ロボスのプレリュード1番~5番、息抜きにアラビア風奇想曲、アルハンブラ宮殿の思い出を、トロバのマドローニョスを小粋に弾き、ソナチネは飛ばして、最後にピポーの歌と舞曲で締めくくっても良いくらい。

母校のパリ・エコール・ノルマル音楽院作曲科の卒業生には、ロドリーゴ、ポンセ、ヴィラ=ロボス、メシアン・・・などそうそうたる顔ぶれが並びますけれど、このリサイタルの最後に弾いたルイス・ピポーもエコール・ノルマル出身でピアノを創立者のアルフレッド・コルトーに師事していたとは最近の驚き、発見。作曲は同じくノルマルでM.オアナ(学校の課題曲で弾いて以来、私も大好きな作曲家です。)に師事しています。

この時から数十年の年月が過ぎ、両親は「想い」を娘の私に託し、どんな気持ちで生きてきたのだろうか・・・私はそのプレッシャーをライフワークに転換することに、どんな気持ちで今まで生きてきたのだろうか・・・そんな事をこのプログラムを指でなぞりながら遠い記憶に想いを馳せました。

そんなときに、シンクロしたかのように2003年録音のヴィラ=ロボス/メロディア・センチメンタルの音源に出遭いました。感傷的な気持ちは今のご時世とは関係ありません。。。

私はいつもでも感傷的なんです(笑)。

2003年・・・この頃の私はブラジルのポピュラーギタリストの演奏をよく聴いていて、憧れを抱いていたのでしょうね・・・ちょっとワイルドな弾き方をしています。




2020年10月15日木曜日

ジャンゴラインハルトの主題による変奏曲/Variations sur un theme de Django Reinhardt(L.Brouwe...


2005年10月10日、フォレストヒル主催、九州キリスト教会館でのリサイタルから、ブローウェルの「ジャンゴ・ラインハルトの主題による変奏曲」です。

この時、人差し指は7割ほど治っている状態です。
右手の人差し指を気にしながら弾いているので、左手も連動して力んでいますね。

留学中に脱力の仕方、適切なフォームの改善をしましたので、こういう力みは無かったのですが、この頃の私は右手のことで頭が一杯でした。


生音でコンサートホールではありませんので、音量大でイアホン必須です♪
長いですが、聴いて頂けると嬉しいです。



私はジャズは好きなのですが、実はいわゆるジプシージャズというものがあまり好きではないのですよね。

好きな方には申し訳ないのですが、「好き嫌い」は子供がよくピーマンが嫌い、というように、本能的、生理的なものですので、どうしようもないのです。

しかし、ジャンゴ・ラインハルトの凄いところは大やけどを負い、左手の薬指と小指を使えなくなったのにも関わらず、独自の奏法を確立しハンディキャップを克服したところです。

私はその気持ち、痛いほど分かります。「弾きたい」「演奏したい」という気持ちがハンディキャップを超えるのです。好き嫌いは関係なく、彼の存在が、私の気持ちを奮い立たせたのですよね。感謝を込めて、彼へのオマージュとしてこの曲を弾きました。

今は完治して大分経ちますので、人差し指は全く問題ありません。

2020年10月13日火曜日

秋のレッスン生募集。

過ごしやすい季節になってきましたね。

私の名前で検索すると、なぜか東京で短い間教えていた教室がトップに出てくるようになりました。(この東京の教室に何度も削除するようにお願いしているのですが、何故でしょう・・・??)

私は7年前より鹿児島市内の教室で教えています。「竹之内先生に師事したかったけれど、鹿児島にいらっしゃるとは知らず、何年も探し回った」という生徒さんもいました。

このような経緯で、この爽やかな秋のシーズンも相まって秋の生徒募集をしています♬


(有)ファミリースクール内(連絡先)099-225-5544こちらで教えています。

(ホームページ) *高見馬場中央ビル内のとても便利な場所です。

https://www.fiihome.com/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9/#gui


現在お子様~シニア(70代)の方までいらっしゃっていますが、皆さんレッスン内容に非常に納得され、充実したギターライフを楽しんでいらっしゃいます。



【当教室の特徴】

☆一流音楽家を輩出しているパリ・エコール・ノルマル音楽院ギター科で学び、国内外のコンクールで優勝、入賞の受賞歴を持つ演奏家の本格的なレッスンが受講できます。

☆初心者の方も大歓迎です。67才で初めてギターを持った方が面白いように上達なさっています。教本と並行しながら、生徒さんの弾きたい曲にも積極的に対応しています。

☆講師の音楽性が幅広いため、例えばロック、ジャズ、ボサノバ、ポップスをやっているけれど、クラシックの基礎を学ぶことで、もう一歩先に進みたい、或いはジレンマから脱出したい、と思っていらっしゃる方を導く、そんな方へのレッスンにも当教室は向いています。



無料体験レッスンは随時受け付けております。お問い合わせはこちらです。

(有)ファミリースクール内(連絡先)099-225-5544 高見馬場中央ビル内

https://www.fiihome.com/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B9/#gui

2020年9月27日日曜日

Syracuse/H.Salvador/arr.R.Dyens~Gt.Miho Takenouchi/竹之内美穂

すっかり秋めいてきましたね。

いつもだったら秋晴れの続くこのシーズンに旅行でも出かけたくなると思いますが、今年はそうも行きませんよね。

そこで、2003年に録音したアンリ・サルヴァドールのシラキューズという曲をアップします。単純に「旅に出たいなぁ」という曲です。

練習期間が短く、初見というほでもないですが、ある意味即興的に弾いています。編曲はR.Dyens。     

画像は沖縄、東京、パリ、映画「男と女」のロケ地で有名なドーヴィル、ピカソ美術館で有名な南仏アンチーブ、イタリアのルッカ、そして鹿児島です。

私が写っている写真以外は、20代の頃パリ留学中に写したものが中心です。音楽で束の間の旅、という事で作成してみました♪

J'aimerais tant voir Syracuse~♬




アンリ・サルヴァドールの曲にDans mon ileという曲がありますが、A.C.ジョビンに影響与えて、ボサノヴァの誕生に貢献したと言われています。





小野リサさんの同じくDans Mon Ile.




カエターノ・ヴェローソのバージョンもいいですよね。


2020年8月14日金曜日

Once I Loved/A.C.Jobim/Gt.竹之内美穂(2003年録音2004年リリースCD"ANO ZERO"から。


今度は2003年録音、2004年リリースCD"ANO ZERO"から蔵出し♪

猛暑続きなので、ちょっと涼しげな曲を。

このアルバムはヴィラ=ロボス、ピアソラ、ジスモンチなどフランスで学んだブラジル、ラテンのアーティストの作品を集めたもの。

ジョビンはフランスでは学んでいないと思いますが、ドビュッシーをはじめとするフランス印象派に影響を受けているという事で、フランス音楽との(この曲がという事ではありませんが。)親和性がある、という意味で取り上げています。

"Once I Loved"はジャズのスタンダード・ナンバーでのタイトルで、ブラジル・ポルトガル語のオリジナル・タイトルは"O Amor Em Paz".


邦題に訳すと「平和な愛」という意味です。


2020年8月9日日曜日

Summertimeサマータイム/G.Gershwin(日比野景&竹之内美穂)

先日まで豪雨が続いていたかと思ったら、今度はいきなりどーんと猛暑の今年の夏。堪えますね。。。

音楽界はご存知のとおり、コンサートの中止などで私の周囲も何だか元気がない人も多いですが、今の状況下で出来る事を工夫していらっしゃる方もいて、皆さん様々です。

私はと言えば、今日やっと庭の剪定や除草が終わり、1日一つでも家の片づけやメンテナンスなどしながら、音楽のほうも少しずつ今出来ることを毎日試行錯誤しています。

8月中は2015年にメニコン主催のコンサート"ノスタルジア"でご一緒したソプラノ歌手、日比野景との動画を少しずつ投稿しようと思っています。

まずは皆さんよくご存知のガーシュインのサマータイムから。

この曲はジャズのスタンダード・ナンバーとして知られていますが、本来は黒人社会の哀しい物語を描いたオペラの中のアリアなんですよね。

やはりこの動画もマイクレスですので、少しボリュームを上げてイアホンorヘッドフォンでお聴き頂ければと思います。



2020年6月16日火曜日

BWV1006a(J.S.Bach)~プレリュード/竹之内美穂1999年1月。


家の片づけは相変わらず難航しています。

しかし懐かしいもの、忘れかけていたものを発見するのは片づけの良いところではありますよね。そんな時は体は重いけれど、心は軽くなったりします。

1999年1月のみやまコンセール「九州の演奏家たち」に出演した時の音源を見つけました。この時のエピソードを21年の時を超えてカミングアウト。

実はこの時、右手の人差し指の重篤な腱鞘炎で、セヴィリアーナ(トゥリーナ)、アラビア風奇想曲(タレガ)、BWV1006a~プレリュード(バッハ)、ブエノスアイレスの春(ピアソラ)と、全曲人差し指を使わずに演奏しています。(使用したのは、セヴィリアーナ冒頭のラスギャードのダウンだけです。)

人差し指を使わず、3本指だけで演奏していた時期は1997年~2005年頃までです。その間「ANO ZERO」というCDもリリースしています。(後半になると状態も良くなり人差し指の使用頻度は少しずつ増えています。)

当時はギターへの情熱が迸っていて、その情熱が指の悩みを超えていたんですね。その事を伏せて(公言すると言い訳のようになるので)20人~30人の個人レッスンをしながら、月に4~5本のコンサートを続けていたなんて、超人的で今思うと自分じゃないみたいな気がしてきます。

これがまだ人差し指だったから何とかなったのですよね。親指だったら致命的でした。親指を他の指で補うことはまず不可能ですからね。

現在は指が完治して15年になります。今は全く問題ありません。
今後もないと思います。

当時はパリの音楽院に通う傍ら、個人的にバロック専門の先生に師事しており、この曲は入念にアナリーゼしています。

バッハが7歳年上のヴィヴァルディの作品に影響を受けたことは、時世の成り行きからも察しられたことだろうか? この動画のプレリュードはイタリアのラテン気質、鮮烈な輝かしさを彷彿とさせ、ポリフォニーよりもホモフォニックな手法が垣間見られると思う。

私はパリ時代によく教会を訪れました。

ろうそくの火をぼんやりと見つめ、どこまでも高く石工達が形成した天井を突きぬけるような空間で瞑想にふけるその時間は、異国の地で目的に向かう孤独の置き所だったのかもしれません。

アパルトモンに帰宅すると、練習に取り掛かる最初はいつもきまってバッハの「プレリュード、フーガ、アレグロ」からフーガをルーティンのように弾いていました。
最初はエコール・ノルマル(音楽院)の課題曲の一つだったのですが、いつの間にか練習に入る前の一種の儀式のようになっていきました。本当に好きだったなぁこの曲。

話は戻りますが、この時の他3曲の演奏はミス無しで一般受けする曲でもあるのですが、あえてミスのあるこの曲をわざわざ投稿したのは、p,m,aのみの3本だけで演奏することに何の躊躇いもなく、真っすぐな気持ちで臨んだその時の何物にも代えがたいピュアな精神性に自分でも感動したからです。

テープで頂き、CDに落として更にWAVそれからYOUTUBEと4回に渡りダビングしていますので、音の歪みややライヴ感の減少は仕方がなく、その時の臨場感が伝わらないのは残念ですが、せめて記録として残しておきたかったのですよね。

あ、写真は見つからなかったので、イメージで別のコンサートの時のもの。しかも2年前の!演奏は21年前だというのに(笑)。見た目より精神年齢が19歳若いという事でしょうかね!(´・ω・`)

実際はマイクを使用していませんので、イアホンかヘッドホンをお薦めします♪


2020年2月16日日曜日

Manha De Carnaval(カーニバルの朝)/G.竹之内美穂 Pf.松本圭使

日本は冬真っ只中ですが、ブラジルではもうすぐリオのカーニバルですね。

周囲の声もあり、映画「黒いオルフェ」からL.ボンファのカーニバルの朝をアップします。

編曲もトランスクリプションだと気楽なのですけど、初の挑戦となったブラジル音楽をメロディーとコード譜のみから創り出すのはクラシック奏者にとってはなかなかエネルギーが要る作業です。

アドリヴに至ってはもう全くの未経験でぶっつけ本番。

クラシックが専門でジャズやブラジル音楽、民族音楽、はたまた日本の歌謡曲やポップスまで様々なジャンルのリスナーである私が、この曲を通して手探りで自分自身の言葉で歌った、そんな感じです。要するにボキャブラリーが様々な音楽のミクスチャーなんですよね。

アレンジは敢えてこの曲の持つ古めかしい雰囲気を残して。
美しいメロディーは壊し過ぎないように。

現在はアレンジも多少はバージョンアップしましたけれど。

ジャズピアノは同じ鹿児島出身の松本圭使さん。4年前の南日本新聞の「かお」に掲載されていた切り抜きを、私の母が「みほちゃん、ほら、こんな人がいるよ。」と見せてくれたのが共演のきっかけでした。

そしてこの録音の翌年から、まさか松本圭使さんが実行委員長になって「鹿児島ジャズフェスティバル」を始める事になるとは思いもしなかった、2016年の12月なのでした。

P.S.これはジャズでありません。あくまでもクラシック奏者とジャズピアニストのコラボです。念のため。




2020年1月27日月曜日

ヨーロッパのコンクールで2位だったという話。


母の介護と音楽活動を同時進行して以来、家がごった返していて何から手を付けて良いかわからないレベルの散らかりよう(苦笑)。そして介護で痛めた体の一部を今根本治療している。治る病気だと分かっているから救いがある。

救いようのないのは年末から永遠に終わらない気がする片付けで、気の遠くなるような思いがするけれど、片づけをすると良い事もあるようです。今日は目を疑うようなものを発見してしまった。

私がパリの音楽院に留学しているころに受けたコンクールの賞状です。

コンクールにも2種類あって、フランス国内在住が中心になるもの、場所はパリでも、世界中から学生プロ含めて参加するもの、この2つに分けられる。それはクラシックギターだけでなく他楽器も同じだと思います。

私の受けたコンクールはフランスのみならず、スペイン、イタリアなど各国から参加する学生や既にプロで活躍しているギタリスト共に参加する、国際コンクールでした。

「あー、懐かしい~あの時の賞状!え?えーーー!?2eme??」見間違いなのでは?と賞状を持ったまましばらく唖然としてしまって、3と2の違いを何度も確認、私数字読めるよね?3と2の違いは分かるよね?とアホのような言葉を心の中で連呼してしまった。

という事は・・・ということはーーー!!約25年間もプロフィールに3位と書き続けてきたということ?いくらコンクールにさして興味がなかったとは言え、自分のド天然さに呆れてしまいました。

しかし、矛盾しているかもしれないけれど、私はこの25年間、「3」という数字がどうも嫌でプロフィールに書くのが憂鬱だったのは確か。でも国際コンクールなんだからいいか、仕方ないなどと思っていましたけれど、これからはこの憂鬱な感じから抜け出せるのだと思うとちょっとニンマリ。

ということは1位になった人はパリ国立音楽院の学生で、2位が私で、3位の方はキジアーナ音楽院の教授、オスカー・ギリアのお弟子さんという事になります。

長年、なんで3位が二人なんだろう・・・と思っていた謎が今解けました。遅い!