2022年6月6日月曜日

6月の雨。


6月に雨が降るのは梅雨だから当たり前なのですが、

やはり雨が降ると紫陽花の水滴の切なさや梅仕事の淡々とした幸福感が入り混じった、

なんとも気持ちが移ろう季節だなと思ったりします。



ということで今月は雨に因んだ曲たちの特集をしたいと思います。

雨と言えばとっさに思い浮かぶのはカーペンターズのRainy Days And Mondays.

まさに切なさと幸福感の入り混じった雨音のその先に思いを馳せる曲かな。。。





Rainy days といえば、20代前半によく聴いたジョー・パスのHere's That Rainy Day.

雨に日にはギターソロが似合います。






ギターソロといえば、ソロでその醍醐味を感じられるクラシックギター。

雨のポロポロと舞い落ちる水滴から連想してしまう、クラシックギターの名曲中の名曲、アルハンブラ宮殿の想い出。ペペ・ロメロの名演でお届けします。


私もアルハンブラ宮殿は訪れたことがあるのですが、彼の演奏が彷彿とさせ、想い出を想い出として思いを馳せることのできる演奏かなと個人的に思います。


楽器なのか、彼の弾き方なのか少し軽い感じなのが気になりますが、雨で例えると霧雨のようなアルハンブラですよね。だからこそ遠くに思いを馳せる表現になっているのかな。

私だったらもう少し水分を含んだ翠雨と、霧雨の中間のようなトレモロを目指します♪


言葉にできない表情まで含めると本当に難しい曲だなと練習のたびに思います。精進しなければ!





想いを馳せるといえば、父が好きだった映画音楽。

映画狂だった父の影響で、私もいつしか古い映画音楽が好きな大人になりました。

雨といえば、私の大好きなミッシェル・ルグランのシェルブールの雨傘。


子供のころに、大人に混じってアンサンブルで弾いた曲のひとつ。

幼児の頃から、童謡ではなく、ミッシェル・ルグランやジャズが好きな子供でした。




        

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2022年5月26日木曜日

鳥の歌~カザルス。


夜更けにパリ時代のことを思い出していました。


母校のパリ・エコール・ノルマル音楽院の作曲科に在籍していた、

ブラジルの大作曲家ヴィラ=ロボス、エストレリータで有名なポンセ、

アランフェス協奏曲で有名なロドリーゴ・・・言い出せばキリがないが、

彼らが登ったであろう階段、彼らが触れたであろう手すり、

奏でたであろう音楽院内のコンサート・ホール、サル・コルトー。。。


彼らの息づかいや気配、エスプリを感じならの学生生活は貴重だったと思う。


私が師事していたギター科の教授はカタルーニャ出身で、「アルハンブラ宮殿の想い出」の作曲者で有名なF.タレガの孫弟子にあたる方。

そうすると私はタレガの曽孫弟子?🙀



さておき今夜はパブロ・カザルスの「鳥の歌」を無性に聴きたくなりました。

何というか、ざわついた心が一つの球体のように、ひと纏まりになる様なそんな気がしたからです。

偶然なのですが、カザルスは1919年に、エコール・ノルマルの創立に携わっています。





ところどころ唸り声が聞こえますけれど、私も練習しているときに感極まって、ついついこんな風に唸ってしまうときが稀にですけれどあります(笑)。

生きた音楽を感じさせるカザルスのそんなところが好きですね。


この肉肉しく、生々しいチェロの音色と響きといったら!




グレン・グールドのバッハが差し詰めモダン・ジャズだとすれば、

カザルスのそれはスィング・ジャズですよね。


このお二人の共通点はキース・ジャレットのような唸り声です。

人は創造を生み出すとき唸るのだ~(笑)。


2022年5月22日日曜日

中川イサトさん、安らかに。


今回はアコースティック・ギター界のフィンガー・スタイルの先駆者、

中川イサトさんの特集をしたいと思います。


とはいえ・・・私は中川イサトさんの詳細を知ったのは、つい数日前。

知人の大御所ギタリスト様がフェイスブックに「五つの赤い風船」のレコードを

投稿していらっしゃったことが事の始まりです♪

(私はこの五つの赤い風船さえも存じ上げませんでした。)


「五つの赤い風船」てなんだろう・・・?と調べてみると、

1967年結成の初期フォークを牽引と書かれている。


その「五つの赤い風船の」メンバーのお1人に中川イサトさんが

いらっしゃったことを知り、驚きを隠せませんでした!

驚きを隠せなかったのは何故でしょう・・・?


この中川イサトさんという方がひと昔前に、ご自身のブログで

私、竹之内美穂の1stCD「Ano Zero」」を「マイ・フェイバリット」というタイトルで

取り上げてくださってくださっていらっしゃった方だったからです!!


長年どんな方なんだろう…と思っていたら、先日の大御所ギタリスト様の投稿で、人物像が浮かび上がった、というわけなんです😃


ではまずは私も知らなかった「五つの赤い風船」の中から1曲ご紹介したいと思います。



歌い方に独特のタイム感覚がありますよね。

そして根底に流れている真実に嘘がない、ところが好きです。


さて、そしてそして、な、なんと中川イサトさん、実はあの押尾コータローさんの師匠であったのです~!!!二重に驚きです!





押しも押されぬ押して押されて音楽界から押された、押尾コータローさんが、敬意を表さずにはいられない、ギタリストにこの中川イサトさんを上げていらっしゃいます。

それではアコースティック・ギター界の草分け的存在、中川イサトさんとは、一体どのようなギタリストなのでしょう。1曲代表曲を聴いてみたいと思います。



確かに押尾コータローさんのルーツを感じることが出来ますね。

中川さんは今年旅立たれて、ご存命だったら75才。この時代にアコスティック・ギターのフィンガー・スタイルを初めて確立された方らしいですが、先駆者だけにこの方でしたかない強度を感じます。


他国はそれぞれ自分達の音楽があって羨ましいなと、民族音楽にのめりこんでいた中高時代から果たして日本の音楽ってなんだろう?と思ってきました。

日本人は真似が上手いとよく言われるけれど、少し違うような気がしてきました。

昔から天才は真似で終わらず、盗んで自分のものにすると言われているけれど、日本人はまさにそれではないか、などと最近思っています。

例えば洋食、洋服、洋楽の世界・・・上手くぬすんで日本独特の文化にしていると思います。なぜ今まで気が付かなかったのだろう。




最後にデュオで、太陽の日差しと南の島が似合うヴァカンスチックな曲♪



可愛いですよね。

こんなすんごい方が、私のCDをブログに取り上げてくださっていたなんて、大変光栄で驚きでしかないです。

一度お会いしてお話ししてみたかった。。。

中川イサトさん、ありがとうございました。

そして安らかに。。。

                 




2022年5月3日火曜日

プロフィール更新。


新緑が目に眩しい5月に入りました。

さて4月より教室もにぎやかになりました。

長い間、生徒さんはじめ周囲から常々言われてきたことの一つ「先生はどうしてもっと自分をアピールしないのですか?プロフィールももっと詳しく書いたら良いのに」

確かに私は自分のプロフィールを控えめに省略して書いてきました。

あまり長すぎても読まないのではと思ったり、あんまり詳しく書くと誇張して書いているかのように誤解されるかな、あるいはプロフィールなんて二の次・・・みたいな感覚があって、躊躇ってきました。


しかし最近では考えも変わり、もう少し具体的に書くことで、音楽家としての体温をより感じてもらえるのではないか、そんな事を考えるようになりました。

ということで、プロフィール更新です。


昔はホームページがあったのですけれど、リニューアル中。

ブログに書くなんてめっちゃ恥ずかしいですのですが、仕事ですので😅


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鹿児島市出身。6才より父の手ほどきでクラシックギターを始める。

16才の時に最年少で九州ギターコンクールに入賞。記念リサイタルを開催。

パリ・エコール・ノルマル音楽院ギター科演奏課程修了。ウィーン国立音楽大学教授、K.ラゴスニック及びA.ピエッリ両氏に師事。


(コンクール歴)

ヨーロッパ・クラシックギターコンクール第2位。

山陰ギターコンクール第1位。長崎ギターコンクール第1位。

名古屋ギターコンクール第2位。


(ソロリサイタル経歴)


パイプオルガンを有する松江市プラバホールを始め、

鹿児島市(サンエール他)奄美大島、喜界島、長崎、福岡、鳥取、大阪、京都、名古屋、長野、東京(GGサロンコンサート3回出演)、北海道(渡辺淳一文学館~安藤忠雄設計)

パリ(日本大使館主催)、ロンドン(合唱団主催)、ポルトガル(王族主催教会リサイタル及び貴族主催サロンコンサート)にて通算25回のソロリサイタルを開催する。


(主な企画もの、アンサンブル歴)

・A.ピアソラから「タンゴの歴史」を献呈された本家本元ベルギーのフルーティスト、M.グローウェルズと「タンゴの歴史」を共演。

・フルートコンベンション(芸大)にて世界的フルーティスト赤木りえと共演。

・メニコン主催 HITOMIホールにてソプラノ日比野景と共演。

・みやまコンセール自主事業「九州の演奏家たち」にソリストとして出演。

・市民文化ホール「太陽ときょら風」にゲストとして出演。

・市民文化ホールにて「かぎん創業120周年記念イベント」に出演。

・城山ホテル鹿児島エメラルド・ホールにて「そうしん創業45周年記念イベント」に出演。(昭和6年創立ですので創業91年ですね。45年の括りはよく分かりませんw。母の親戚が創業者で、母もそうしん出身です。)


そのほか元東京交響楽団コンサートミストレスVn.大谷康子

タンゴ・ヴァイオリニスト会田桃子

日野皓正カルテットグループ、ジャズピアニスト石井彰

島唄出身ポップスシンガー中孝介などと共演。

アンサンブル、企画ものは500公演以上にのぼる。


今までに2枚のCD「ANO ZERO」「STONE FLOWER」をリリース。

地元のテレビ局を始め、日本テレビ、NHKに出演。

現代ギター、CDジャーナル、ザ・フルートなど音楽専門誌にも多数記事が掲載される。

元鹿児島国際大非常勤講師、元みやまコンセール協力演奏家。

趣味、好きなこともの  アロマテラピー、料理、自然、温泉、読書


や、やはり気恥しいですね。。。


2022年4月25日月曜日

ギターレストのご紹介。

 

考えてみたら購入したはいいものの、長く使用していないギターレストが3種類家に眠っていることに気付き、使用してみた感想を書いてみようと思いつきました。


使用していないのはギターレストが悪いわけではなく、私が幼少期から足台を使用している事にあまりに慣れてしまっている(もはや足台が体の一部のようです。)為、結果的にギターレストは使わなくなってしまったのです。。。


しかし、中にはプロのギタリストでも本番で使用している方もいらっしゃいますし、使用することで何らかのメリットを感じていらっしゃるアマチュアの方々も多数いらっしゃるようです。


まずはこちらのギターレスト。大分昔からある定番のもの。

こちらはネジを回してギターの側面版を挟み、高さを調整して、左太ももに乗せるタイプです。




こちらは例えば使用している椅子の高さが高めで、足台とのバランスが難しい方へお薦めです。左右両太ももに乗せるタイプのものです。

高さや前後の傾きも調整できます。





最後にこちらは、何というかカジュアルに弾きたい方向けです。

例えば低めのソファや縁側で(笑)、気軽に弾いてみたい方向け。

注意して頂きたいのは、高さを調節できず、低めの設定です。


「私は使用しません」などと書きながら、実は私は家の階段で練習するのが好きで(響きが良いため)この投稿がきっかけで、改めて使用感の便利さに気が付き、今後このタイプを練習のときだけ使うことにしました!




以上です。

と、ブログを書いているうちに、腰に持病がある生徒さんと足を怪我している生徒さんお二人に上記の2種類を差し上げることになりました!


色んなギターレストが出ていますので、足腰になんらかのお悩みをお持ちの方は使用してみるのも良いかもしれませんよね。

ではまた😃



2022年2月11日金曜日

立春ですね。


1月中は手術した後の痛みがぶり返し、極度な疲労感に悩まされベッドの上で唸っておりましたー。2月に入りやっと元気になりつつあります。

術後1週間で本来なら自宅療養期間中だったはずなのに、体幹トレーニングをし、練習を始めその3週間後にはみやまコンセールにて演奏した疲れが1月にどっと出てしまったんですね。


でも元々それも想定内で、多少無理してでも12月下旬のコンサートに臨み、その後はゆっくり休める計算が前提で取り組んだのでした。


とにかく、1月中は休養とリハビリ期間と割り切り、痛くても疲労感があっても、ひたすらひたすら歩きました。

1日くらい何も考えずにぼーっと休んでいたかった日もありましたけれど、食事に気を付けながら、適度に動いたほうが回復が早いと思った素人ながらの判断も予測どおりでした。ホッ。😃


そういえば、去年の春~夏にかけて腸活法を試みていた事も役に立ちました。

何しろ手術の際は色んな強い薬剤が体に入るので、腸内細菌が変動するらしいという事や医師から術後の癒着性腸閉塞の可能性があることを見聞きしたことで、毎日発酵食品を摂り、併せて腸もみマッサージも行っていました。(腸が悪かったわけではないですよ、別の部位を手術しました。)


ところで2月4日は立春。親から受け継いだものなのですが、自分流ではあっても節目節目は大事にしていきたいなぁと思うこの頃です。3日は小掃除をして、4日には間に合わなかったのですけれど、久しぶりにお習字を(私に似合わない笑)、ご近所の方から頂いた桜を飾り、初めて桜餅を手作りしてみました。


不思議とその瞬間から妙に元気になって、昨日から1時間だけでしたが練習を始められました。初弾きにしては遅いですが、モチベーションが上がったのでそれで良し!としています💝 


節目節目の儀式って先人の知恵なんだなぁとしみじみ思うところでした。


やっぱり私は音楽がやりたい!もっともっと演奏したい!もっともっと人を育てたい!

体調は毎日、食、運動、睡眠と気を付けていますので、少しずつ回復しつつあります。

今年も自分の心が喜び、人の喜ぶ姿が見たいぞっ。


花も少しずつ咲き始めて、立春を機に日照時間も少し長くなりましたね。



レッスンお問合せ mguitarlife@gmail.com  竹之内美穂ギタースクール


2022年1月2日日曜日

明けましておめでとうございます。


新年あけましておめでとうございます。


昨年は本当に沢山の方々にお世話になり、ありがとうございました。

2022年が皆さまにとっても健やかで穏やかな1年となりますように。


お正月というと大きな節目なのか、テンションが上がってしまい、つい希望や目標だけが先走ってしまいがちです。


冷静になって考えてみました。まずは自分の体を治すこと。これが一番の目標。

その中で、出来そうなことから少しずつ始めていく、そんな当たり前のことが大事だと気づきました。


人生にアップダウンがあるのは当たり前で、それも学びとして捉え、自然の流れにそって生きる。その中でしっかりと自分の意見も持つ。

柔軟であるときは優しく、あるときは強さを持ってしなやかに生きる。

ないものだけに焦点を当てるのではなく、今あるものを有難いと思って生きるといつも幸せな気持ちでいられますね。


そんな感じで良いのではないかな。


色々ありますが沢山の方達に助けられましたし、有意義な事も沢山ありました。

毎日すべての事に感謝して生きています。


今年もどうぞよろしくお願いいたします💖