2015年5月22日金曜日

みやまコンセール、ミニコンサートは無事終了しました。




昨日はみやまコンセールにて、栗野小,轟小,上場小学校の皆さんの前で演奏させて頂きました。

古典、ロマン派、ポピュラーと演奏し、子供達は大喜び!

音楽が更に楽しくなったと大盛況でした。

終了後、子供達が押し寄せてきて握手を求められて可愛いかったー♡

こんな音響の良いホールで、プロの演奏家たちのライヴを聴ける今の子供達は幸せですが、同時に「音楽」を通して、このような仕事をしていなければ出逢えなかった喜びに触れて、私も幸せでした。

2015年5月6日水曜日

ゴールデンウィークも終わりですね。




この写真は私が7才のときにテレビ初出演した時のものですけど、渋い曲を抵抗なく素直に弾いていたなぁ。。。最近子供達の前で演奏することが多くなってきたので、ゴールデンウィーク中は今の小学生ってどんな曲聴くんだろうか?どんな感性してるのかなあ・・・なんて考えいました。

我ながらすごく可愛いので何度でも出しちゃいます、この写真。ムフフ。

私の場合はこれはちょっと特殊かもしれませんけど、4才頃からスタンダード・ジャズが好きで、小学校低学年ではミッシェル・ルグランなどの映画音楽、3、4年生ではゴスペル、高学年でピートルズやモダン・ジャズを聴いていましたけど、今の子供たちの感覚がよく解らないので、様々なスタイルの音楽を弾いて行って、試行錯誤しながら感触を掴んでいくしかないのかな。

とにかく音楽の楽しさやギターの魅力が伝わったら良いなぁ。

というわけで、ゴールデンウィーク中は何処にも出かけないで、これからの本番の準備や父の代から続く膨大な楽譜の整理整頓をしていました。(まだ終わっていない!!)

父所有の楽譜は古過ぎて使えないのかと思っていましたけど、古いからこそ貴重なものもあったりして、私のものと一緒にジャンル分けする作業を少しずつしています。

これは単純なことのようでとても重要!何処に何があるのか直ぐに取り出せるようにしていないと、本当に時間のロスになります。

効率よく仕事する為にもがんばらなきゃ。


2015年5月3日日曜日

皮膚で音楽を聴く。



人間の腸は第2の脳、皮膚は第3の脳と言われている。

今思いついたのですけど、人は何故ライヴに出掛けるのか、ということ。

空気の振動を体全体で感じて、皮膚でも音楽を聴くことにより、より心地よさを感じるからじゃないだろうか。

当たり前のことのようだけど、人間は耳だけではなく、皮膚でも音楽を聴いていると科学的に証明されたのだから、この事について改めて考えても良いのではないだろうか。

12年前にMAレコーディングスから1枚目のCDをリリースしたけど、その際にライナノートにこんな事を書いている。イタリアのサン・レモ近くの無人駅で、どうしてもそのドーム型のどこまでも高い天井の石造り(当たり前だけど)の建物の響きを確かめたくて、電車を待つ間ギターを弾いた時のことを綴った文章。

「空気の塊がザーッと皮膚に押し寄せてきて、その空気の振動が淡い光となって細胞の一つ一つに沁み渡っていく。耳で聴いているのに、音全体に体が包み込まれているようなその体験は後に自分の音に対する概念に影響することとなる。」

これは経験によって学んだものだけど、人って科学的に証明された、と言うとそこで初めて信じるんだな。

また、こんな事にも気がついた。これはもう随分昔に気付いていた事だけど、「虫の声」。日本人は虫の声を音楽のように右脳で聴くらしいけど、西洋人はノイズとして左脳で聴くらしい。

そこで考えてみた。日本の伝統音楽では例えば琴を演奏するときには、ふすまや戸を全部開け放って、風を感じながらあるいは虫の声や小鳥のさえずり木々のゆれる音を感じ、自然と一体になって演奏していたわけだけど、もしかしたらこの事が「虫の声を右脳で聴く」ことと関係しているのではないか、と自論ですけどここ20年程の間思ってきました。

私も自然の中で弾いてみたい。

上高地のおサルさん達20名限定でミニコンサートを開くとか。これは椅子が一つあれば実現出来るものね。