6才よりクラシックギターを始め、高校2年在学中に初のソロリサイタルを開催。パリ・エコール・ノルマル音楽院ギター科演奏課程修了。ウィーン国立音大教授K.ラゴスニック、A.ピェルリ各氏に師事。 ヨーロッパ・クラシックギターコンクール第2位。山陰ギターコンクール第1位。長崎ギターコンクール第1位。名古屋ギターコンクール第2位。全国各地13か所、ロンドン、パリ、ポルトガルにて通算25回のソロリサイタルを開催する。 Fl.赤木りえ、M.グローウェル、Vn.大谷康子、会田桃子、G.レオナルド・ブラボー、Jazz Pf.石井彰、Vo.中孝介各氏と共演。クラシック~ポピュラーまでボーダーレスに活躍する。1st CD「ANO ZERO」2ndCDブラジル音楽作品集「Stone Flower」をリリース。みやまコンセール協力演奏家。現在、鹿児島市内の教室にて後進の指導にもあたる。地元のテレビ局をはじめ、日本テレビ、NHKなどに出演。鹿児島を拠点にしながらGGサロンコンサートに数回に渡り出演、現代ギター、CDジャーナル、ザ・フルートなど音楽専門誌にも多数記事が掲載される。
2013年12月23日月曜日
見えてきた。
ここのところ、段々とこれから何をやっていけば良いのかわかってきた。
既存の曲を演奏するということは、他人の歌を借りて作曲家の気持ちになって、あるいは解析したものを自分なりに消化させて、あるいはそれ以上の表現力を持って奏でることになるのですけど、生きていく為に好きな曲ばかりやっているわけにもいかず、他人の作った曲を演じることに空々しい気持ちになることがある。
でも、ギターを通して「曲との出遭い」という風に考えればそんな悶々とした気持ちも晴れるような気がする。曲があるからもちろん演奏が出来るのですけど、生きていく為に余り共感できない曲も弾かなければいけない、ことのほうが多い。
それを人との出遭いに当てはめてみたらどうだろうか。
好きな人物とだけ付き合っているわけにはいかなく、色んな人達との出遭いや繋がりがあって自分が成り立っていると思えば、それぞれに感謝する気持ちも湧いてくる。
話しは変わるけど、バッハさんだけは歌に違和感がないのですよね。全部しっくりきて、心の深い部分まで浸透していきます。
私は曲を中途半端な状態であれもこれもやるのは本当は好きじゃない。今まで周りの意見に左右され過ぎて素直に聴き過ぎてしまったかもしれない。
もちろん、ギターを勉強中の若者は一通り勉強すべきだし、全てを勉強することで、一つのことが見えてくるという事があるので。
上を見ればキリが無いけど、もうそろそろ決めよう。あと何年演奏家として活動出来るかということを考えると、そんな事を思うのです。