2022年10月5日水曜日

10月に入りました。

 

朝夕涼しくてすっかり秋に入ったかと思いきや、昼間は相変わらず夏日が続いています。

昔は秋にTシャツなんて、こんな事ってあるんだみたいな雰囲気でしたが、今や定番となってきましたね。


そんな中、教室は多少なりとも秋の気配を感じ皆さんリラックスしてギターを楽しんでいらっしゃいます。

クラシックの名曲を次の発表会の目標にする方、ポピュラーを弾く人、映画音楽を楽しみたい人、仕事の息抜きにいらっしゃる方、色々です。


私の教室では高校生から70代の方まで真面目に楽しくギターをライフワークにしていらっしゃいますが、教室自慢はどんな生徒さんも皆さんギターを通して生き生きとしていらっしゃり、そしてどんな世代の方々もお人柄が素晴らしい事です。


そんな教室、ギター弾いてみたい、人生の生きがいを見つけたい方を募集しています。


教室の雰囲気はこんな感じです。




お問合せ   mguitarlife@gmail.com(竹之内ギタースクール)


秋の気配を感じる曲、私の演奏でピアソラの「ブエノスアイレスの冬」をアップしておきます。





2022年9月25日日曜日

日曜ゴンチチ劇場vol.5。

 



ゴンチチの音楽の一つの魅力に、情景が浮かんでくる、というものがあります。

そういう意味で、日曜洋画劇場にちなんで、日曜ゴンチチ劇場なるネーミングの発端になり、今回で5回目。

毎週とまではいかないけれど、内側からふつふつと何かが沸いてきたら投稿することにしよう。



今回紹介する曲は「マルセルでさえも」。

現代アートの創始者、マルセル・デュシャン由来のタイトル。


マルセル・デュシャンはコンセプチュアル・アートの創始者で、作品を観て、鑑賞者が何を考えるか、何を感じるかをコンセプトにしたアート(我ながら分かりやすい説明!)ですけど、ゴンチチの三上さんが好きなアーチストの一人に取り上げていらっしゃいます。



なぜ好きなのかは、真意は私は知るわけもないのですが、想像するに、その中の一つに、三上さん演奏の中に、よくアドリヴ・ソロが見られるという点に、共通性があるのかもしれないと思うところです。

アドリヴの特徴としてはアーチスト同士やリスナーとの対話がそこに成り立っているわけなので、デュシャンの作品と鑑賞者との対話、これに通じるものがあると感じますね。



しかしこれはあくまでも私の想像で、ご本人も気付いていらっしゃらない「無意識のなかの意識」なのでは?と個人的に問いかけてみたりしています。



ゴンチチの音楽は技巧的な部分を思い切ってそぎ落としているかのように思えますが、それはあたかも音楽を超えたところで、一つの作品を表現しようとしているからなのでは?

そこにポピュラリティーを盛り込み、練り上げているのは秀逸なアイデアですよね。



話しはそれますが、この「マルセルでさえも」は冒頭に現代音楽的な要素のあるイントロを入れていますけれど、それも現代アートの創始者マルセルとの関連性を感じます。


かと言って私がこの曲を聴いて見える風景は、今まで訪れた、キュビズムの作品集で知られるパリのポンピドゥーセンターでもなく、南仏のピカソが晩年を過ごしたアンチーヴでもなく、ダリの美術館があるバルセロナでもなく、

南仏からパリへ帰る途中立ち寄ったマルセーユの港のベンチで、海に漂う舟を眺めながら物思いに耽ったときの情景が思い浮かんでくるのですよね。



快適でいながらも、そこには音楽を超えたアートやドラマの世界が広がっています。


もしかしたら、デュシャンの作品のように、そこにはリスナーとの対話が成り立っているのかもしれません。。。





2022年9月21日水曜日

日曜洋画劇場は心のオアシスだった。

 


当時、私にとって日曜洋画劇場は心のオアシスでした。


私が子供の頃は、学校のある日は3時間、日曜日と夏休みは8時間、毎日欠かさずギターの練習を義務付けられていたスパルタな環境で育ったのですが、映画好きの父の声掛けで、日曜日の夜9時になると家族を居間に集め、全員でソファにお行儀よく座り、日曜洋画劇場を鑑賞するのが習慣でした。


ギターの練習が辛くて辛くて仕方がなかった私は、日曜の夜9時になると練習を休める事が嬉しくて、父の「練習はもういいよ」という合図を今か今かと心待ちにしていたものです。(音楽そのものは没頭するくらい好きでしたけれど。)

 

あの「ああ練習が休める」という安堵感、そしてテーマ曲がテレビから流れてくるワクワク感、家族団らんの3拍子が揃った、なんとも言えない幸せな感じが子供心にオアシスになっていました。



冒頭の音源は日曜洋画劇場のテーマ、So in Love。

カエターノ・ヴェローソのアンニュイな雰囲気と打って変わって、実際のテーマ曲を彷彿とする別バージョンでもおとどけします。


途中でテーマ曲も変わりましたけれど、この幼少期の一番最初の曲が心に残っています。(実際は万華鏡のような絵でしたけれど。)


P.S.この曲はオープニングではなくて、エンディングだったんですね。あまりに遠い記憶で、うろ覚えでした(笑)。








2022年9月4日日曜日

秋ですね。

 

朝夕少し過ごしやすくなってきました。

蝉の声から秋の気配を感じます。(日曜ゴンチチ劇場は休館です。)


さて、9月に入ったという事で、区切りよく新しい生徒さんを募集いたします。

9月中は体験レッスンを受講なさって、10月から新たな気持ちでギターを始めませんか?


当教室では初心者の方から上級者、コンクール出場者まで、クラシックの名曲、映画音楽、ポップスなど様々なジャンルでギターライフを楽しんでいます。



9月の体験レッスンの日程は下記のとおりです。(1回50分です。)


9月12日(月)15時~ 16時~

  16日(金)15時~ 16時~

  24日(土)14時~ 16時~ 18時~


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講師はパリの音楽院ギター科で研鑽を積み、国内外、多数のコンクールで1位、2位の受賞歴あり。国内外で25回のソロ・リサイタルを開催、合わせものは500回以上に渡ります。

例え初心者の方でも他の教室にはない、実践的で多岐にわたるレッスンが受講可能です。

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(お問合せ) mguitarlife@gmail.com まで。


教室の雰囲気です♬




*月に1回、アンサンブルも始まりました。

  ポピュラーやクラシックの名曲を合奏しています。

 月に1回¥2,000 です。

(当教室のレッスン生は参加無料です。)


 *個別レッスンは初級から、アンサンブルは 中級以上の方であれば入会大歓迎です。

 何か不安な事がありましたら、お気軽にお尋ねください♬ 


 (お問合せ)mguitarlife@gmail.com  まで。



2022年8月28日日曜日

日曜ゴンチチ劇場vol.4。くらげのように生きる。

 


日曜のある日、「日曜ゴンチチ劇場」というタイトルでブログを書き始めて、数回に渡るので、シリーズ化することに決めました。


向かって左、ゴンザレス三上さんのギターの上手さは誰もが認めますし、vol.3でも書きましたので、今夜は右手、チチ松村さんにスポットを当ててみようと思います。


三上さんがメロディー担当で、松村さんがバッキングなのですが、私はいつも聴いていて、タイム感覚もゆるぎなく、永遠と伴奏なさっていらっしゃるという事に感心しています。


クラシックギター奏者はバッキングだけに徹するという機会は滅多にないですが、稀にそんな機会に出遭った際、テンポキープして同じグルーヴ感で伴奏し続けるというのは、案外難しいと気付いたりするものです。


そんな松村さんですが、「くらげ好き」なのは有名なお話しです。


ゆらゆらと揺らぎながら上へ上と上昇していくくらげ。


ゆらゆら、が大きな一つの拍だとしたら、その中に4小節ごとの1フレーズが含まれていて、チチは永遠と続くバッキングのように上昇しては下降し、ゆらゆらと漂っているのではないかと、彼の奏でるギターに置き換えてみました。



くらげは5億年前から生きているのだという。

原始の海で様々な生命が生まれたのであれば、

もしかしたら松村さんの祖先はくらげだったのでは?

ゆらゆらと漂いながら、時に上昇する反復運動はギターのバッキングなのでは?



松村さんは5億年前の遠いDNAに刻まれた記憶を、ギターに託して生きているのかもしれない。そんな風に思った、日曜の夜でした。




2022年8月23日火曜日

CD「Stone Flower」。

 

2018年1月にリリースしたCD「ストーン・フラワー」のPVというほどでもないですが、プロモート用動画を簡単に作成してみました。




全曲ブラジル音楽で、ジョビンのイパネマの娘などのブラジリアン・スタンダード、ジャズのスタンダード・ナンバーにもなっているサマー・サンバ(So Nice)から、バイヨンの土着的リズムのストーンフラワーまで、様々なスタイルのブラジル音楽を楽しめるようになっています。


参加ミュージシャンは、今やブラジル音楽シーンで引っ張りだこのギタリスト、木村マルセロ、そしてボーナス・トラックには今をときめく同郷、鹿児島出身のジャズピアニスト松本圭使です。


考えてみると、リリースしたCDは僅か2枚ですが、

1枚目は日本のECMと呼ばれたmaレコーディングスから、イタリア録音。


2枚目のCDは、坂本龍一の戦場のメリークリスマスを手掛けた世界的エンジニア、オノ・セイゲンのレーベルから同時にハイレゾ・リリースされています。


2枚ともレーベルからのスカウトでした。意外と恵まれている事にあらためて気づきました。


送料込みで¥2,520で販売していますので、気になる方は mguitarlife@gmail.com までお問合せください。


(収録曲)

1. Summer Samba/M.Valle 2 .Garota De Ipanema/A.C.Jobim 3. Violao Vadio/B.Powell 4. Stone Flower/A.C.Jobim 5. Valsa Triste/R.Gnattali 6. Luiza/A.C.Jobim 7 .Olha Pro Ceu/A.C.Jobim 8. Brasilliana No.13/R.Gnatalli 9. Manha De Carnaval/L.Bonfa



Guitar/Vo.~ Miho Takenouchi Guitar/Vo.~ Marcelo Kimura Piano~ Keishi Matsumoto

  

2022年8月14日日曜日

日曜ゴンチチ劇場Vol.3。

 

今夜は何となくラテンな気分♪

とはいっても一般的にラテンとブラジルは分けて捉えますよね。


ラテン・アメリカの殆どがスペイン語圏なのに対して、ブラジルのみポルトガル語圏。

植民地時代にポルトガルとブラジルを行き来した独特の文化があります。


今の気持ちはどちらかというとブラジルってる。

というわけで、今回のゴンチチの1曲目は「ブラジル」です。




本格的なブラジル音楽を聴いている方からすると、ちょっと物足りないという気もするだろうと思うけれど、そこがゴンチチの妙で、この隙間加減がゴンチチの美学であり、様式なのだと思う。

もっと言えば、この隙間に見えない美学が詰め込まれていると言えば良いかな。



実は三上さんは超絶技巧の持ち主だ。

しかしゴンチチの音楽にそれを感じさせない部分があるとしたら、曲全体をあたかも絵画のように見立て、絶妙なレイアウトと絶妙な色合いでソロを描いているので、さりげないソロに超絶技巧が凝縮され、センスへと変換されているからだと思う。


快適な音楽なので、聴き手はうっかりその部分を聴き逃しているのかもしれない。

この凝縮と変換が、ゴンチチの音楽に絶妙なタイミングで配置されているのだと思う。

だから私の場合、この濃縮加減に感激するのですよね。



ではもう1曲。考えてみるとブラジルは南半球なので、今は12月。

ちょうどクリスマスの頃ですね。

ということで冬に聴くボサノバという感じで、ゴンチチの「タイニーリップス」です。





暖かい薪ストーブの部屋で、冷たいアイスクリームを頬張る、

アイスクリームを頬張るその君の唇はなんて小さくって可愛いんだ。

そんなささやかな幸せをイメージさせるクリスマス・ボッサです。かな?たぶん。。。