2011年4月4日月曜日

東京の人々。

東京を中心に神奈川、埼玉、千葉の関東の人達だって充分被災者だ。

もちろん東北の被災地が一番悲惨なのはわかっている。でもメディアは被災地の情報しか流さない。でも、もう東京の人達は皆疲れきっている。地震に原発の恐怖と戦いながら毎日仕事をしているのだ。身の危険はそれだけではない。水道水や野菜の放射能汚染にまで神経をすり減らし、自分のことは息を殺して耐え忍び、子供の安全を考え、そして会社へ行く。

家も洋服もあるから物資をもらえるわけでもないし義援金もない。だから疲れ切った心も体も奮い立たせて会社へ行く。

被災地の人達に何も出来ない自分が悔しい、と言った人がいた。そんなことは思わなくていいと思う。こんな状況の中で毎日仕事をしているだけで、もうそれだけで充分過ぎるくらい日本の為に尽くしていると思う。しいてはその先に被災地の人達に想いが届いていることと同じことだと思う。

私も3・11から何もせずにはいられなくなって、私自身の置かれている実情を忘れてしまって実家の親と協力し合って、布団や毛布、防寒着とセーター、少しの義援金を個人的に信用している所を通して被災地に届けた。確実に届く方法で。米とミネラルウォーターは茨城の友人の家族へ。ミネラルウォーターは東京の生徒たちへ。

大した事は出来なかったかもしれないが、無理して許容量を超えるような事をして共倒れになったりなんかしたら、本末転倒だ。

海外の友人から空いている部屋があるから我が家へおいでと言われているが、そこまではちょっと出来ないな。そんなことをしても、本当に幸せだとは思えないから。

私は東京の人々を本当に癒してあげたい。安全で温かい温泉でも入ってもらって、思いっきり何の疑いも持たずに美味しいものを食べてもらって、地震のことなど心配せずに安眠し、朝起きたら新鮮な空気で思い切り深呼吸してもらえたら、どんなに幸せだろうか。。。


私の知っている人達だけでも一生懸命働いて、そうしてあげたい。そのために働いても惜しくない。