2011年4月26日火曜日

非常時にわかる人の想い。

3.11以来、海外のギター制作家や西日本の友人や音楽仲間から、出来ることを協力したい、ヨーロッパの我が家にホームスティしたら?疲れたら名古屋へ遊びにおいで、などなどあらゆる優しい気持ちをあちらこちらからもらっている。

鹿児島では同級生達が数人集まって、余り地震や原発のことには触れず、わざと冗談ばかり飛ばして私を笑わせてくれた。本当によく笑ったなぁ・・・。今のうちに食べておきなさいと言わんばかりに、同級生なのに、まるでお母さんが子供に言うように、あれ食べなさい、はい、次はこれ、これも美味しいよ、と鹿児島の郷土料理を次から次へとごちそうしてくれた。

鹿児島ではとにかく、被災地に送る物資や関東に送る水の手配などしていたから、毎日皆のことが気がかりでゆっくりしたという感触は余りなかった。

笑い飛ばして気丈に振舞っていたせいだろうか。

先日、名古屋の音楽仲間からの「お互い明るく前向きに、用心することはして、心をしっかり持って生きていこうね。疲れたら名古屋へ遊びにおいで。」

というメールに今まで張りつめていた心の糸がほどけていくように、涙がポロポロと流れた。

仕事柄、疲れてなんかいられないし、笑顔でどんな時も他人を励ましたり癒したりしなければいけない、という気持ちが身についているせいか、余り甘えることがなかった。

その歌い手の女友達が手を広げて、休んでいいんだよ、と優しく包み込んでくれたことで、今まで気を張ってやってきたんだな、と気付かさたのでした。。。助けることばかり考えていたからね。