6才よりクラシックギターを始め、高校2年在学中に初のソロリサイタルを開催。パリ・エコール・ノルマル音楽院ギター科演奏課程修了。ウィーン国立音大教授K.ラゴスニック、A.ピェルリ各氏に師事。 ヨーロッパ・クラシックギターコンクール第2位。山陰ギターコンクール第1位。長崎ギターコンクール第1位。名古屋ギターコンクール第2位。全国各地13か所、ロンドン、パリ、ポルトガルにて通算25回のソロリサイタルを開催する。 Fl.赤木りえ、M.グローウェル、Vn.大谷康子、会田桃子、G.レオナルド・ブラボー、Jazz Pf.石井彰、Vo.中孝介各氏と共演。クラシック~ポピュラーまでボーダーレスに活躍する。1st CD「ANO ZERO」2ndCDブラジル音楽作品集「Stone Flower」をリリース。みやまコンセール協力演奏家。現在、鹿児島市内の教室にて後進の指導にもあたる。地元のテレビ局をはじめ、日本テレビ、NHKなどに出演。鹿児島を拠点にしながらGGサロンコンサートに数回に渡り出演、現代ギター、CDジャーナル、ザ・フルートなど音楽専門誌にも多数記事が掲載される。
2013年10月17日木曜日
2年ぶりの復帰。
先日の復帰コンサートは、沢山のハプニングが発生しましたけど、結果的には大盛況で喜んで頂きました。ありがとうございました。60名のキャパでしたが、お陰さまで満席、椅子が足りなくなり補充するほど沢山お越しくださいました。ありがとうございます。
それにしても、本当のところ当日は演奏者にとっては悪条件てんこ盛りの状態で挑みました。
先日ブログに書いた首の痛みとそれから来る指の動きの違和感、2年ぶりの復帰と言う事で、ただでさえいつもとは違うプレッシャーが重くのしかかっているのに、それをどうクリアしようかと本音を言えば泣きたいような気持ちでした。
それに付け加え、当日個室が用意されていると聞いていたのですが、行ってみたらホールの手違いで控室が用意されておらず、小さな部屋にシャンソンのおばさま方とご一緒に。それは構わないのですが、やはり、本番前は心静かに精神統一したいという意識は、その方々には全くわからず・・・静かにして頂きたいとお伝えしても、女子高生のようにわーわーとおしゃべりが留まることがありませんでした。
うるさくて指慣らしどころか、調弦をすることもろくに出来ず・・・。クラシックの演奏会の控室としては考えられない状況でした。
絶対に失敗出来ないというプレッシャーと体調をどうクリアしようかということで頭がいっぱいでしたから、もう私の胸は悲鳴を上げていました。。。
その上、バランスを統一する為にマイク使用の予定だったですが、演奏中にスィッチが入っていない事を耳で発見。曲間で自分でスィッチを入れて、忙しない事といったら!そして、今度は一番前のお客様が2、3人、演奏中のちょうど左を向いているフォーカスの中で、携帯で撮影、そしてなんと録音している人も!!後ろからザーッと小走りに演奏者目の前まできて写メを撮るなんて目を疑いました。
何故このホールでこのような事が起きたのか私には解りませんが、全て集中に揺るぎなく、自分でほど良い緊張感を作り出して演奏しました。もう、腹が据わってたんですね!!!やっと本来の自分を取り戻せた感じです。
今後このようなハプニングが起きない事を祈るばかりです。