6才よりクラシックギターを始め、高校2年在学中に初のソロリサイタルを開催。パリ・エコール・ノルマル音楽院ギター科演奏課程修了。ウィーン国立音大教授K.ラゴスニック、A.ピェルリ各氏に師事。 ヨーロッパ・クラシックギターコンクール第2位。山陰ギターコンクール第1位。長崎ギターコンクール第1位。名古屋ギターコンクール第2位。全国各地13か所、ロンドン、パリ、ポルトガルにて通算25回のソロリサイタルを開催する。 Fl.赤木りえ、M.グローウェル、Vn.大谷康子、会田桃子、G.レオナルド・ブラボー、Jazz Pf.石井彰、Vo.中孝介各氏と共演。クラシック~ポピュラーまでボーダーレスに活躍する。1st CD「ANO ZERO」2ndCDブラジル音楽作品集「Stone Flower」をリリース。みやまコンセール協力演奏家。現在、鹿児島市内の教室にて後進の指導にもあたる。地元のテレビ局をはじめ、日本テレビ、NHKなどに出演。鹿児島を拠点にしながらGGサロンコンサートに数回に渡り出演、現代ギター、CDジャーナル、ザ・フルートなど音楽専門誌にも多数記事が掲載される。
2014年8月3日日曜日
左手で創っていく。
よく昔からギターは左手で弾くと言われる。弾くと良い、と言ったほうがいいかな。
もちろん、意外とテクニックの向上やミスを防ぐことに、右手に原因があるということはたまに見落としがちな事ではあるけれど。
その事は置いといて、左で弾く、という意味はまずは左で押弦しなければ右手で音を出そうと思っても出ない、ことは当たり前なのだけど、このタイミングが合わない人は多く、その事に気付かずやみくもに練習してしまうケースは多い。
そしてギターソロは暗譜なので、左に神経を集中させていないと思わぬ「ど忘れ」に出遭ってしまうことがある。
この上記のことは分った上で話すことにします。
指は脳でコントロールしているのは周知のとおり。
今日閃いたことなのだけど、左は、右脳がコントロールしている。右脳は何かを創造する場所。
ということは左手で音楽を創造、想像することは出来ないだろうか。
一般的には、右手で、ダイナミクス、音色、アーティキュレーションなどなど音楽的なことは創造するものだと思われている。当たり前だけど。
しかし、左手で何か音楽的なことを感じることは出来ないだろうか。せっかく右脳がコントロールしているのだから。
脱力や指の運び等のテクニック的なこと、ヴィブラート、特殊奏法の事を言っているわけでもないのですね。これはもう既にわかっていることだから。鼻につく言い方かもしれませんが、一般の人が考えつくような事というのは、もう大分昔に勉強済みなので、これらのことを越えたことを考えているのだけど、今この場で、言葉で表現するのは難しいですね。
左手に感受性を働かせることで、何かまた一つ上の次元の音楽を創れるような気がしてきました。