2015年2月28日土曜日

面白いことに気付きました。





みなと大通り、市民アートギャラリーでの「ランチタイム・コンサート」は盛況のうちに終わりました。


無料でふらっと立ち寄るコンサートでしたので、最初に登場した時には空席が目立ち、「あ~やっぱり誰にも個人的に声をかけなかったから仕方がないな・・・」なんて思いながらのスタートでした。

武満編のイェスタディから映画ディアハンターのテーマを弾き終えて、さて顔を上げると・・・あらっ人が増えてる、えっ吹き抜けの2階のベランダにも5、6人ほど立って聴いてらっしゃる。

19世紀ギターに持ち替えて楽器の説明をする頃にはもう熱気が漂っていて、The water is wideの弾き歌いをし、最後はフラメンコをモチーフにしたセヴィリア幻想曲で引きしめた後、アンコールにはアルハンブラ宮殿の想い出を。そして顔をあげたら、2階のベランダだけでも20人程ズラッと並び50~60人の客席も超満員でした。

何だかこの感じ、終わってからふと思ったのですけど、イタリアのサンレモ近くの趣のある駅で電車を待っている間、ドーム型の高い天井の響きを確かめたくてギターを弾きだした時、いつの間にか人だかりが出来て沢山の人達に囲まれ、最後には拍手喝さい、ブラーヴァ!の声が飛び交った時のことを想い出しました。

まさか鹿児島の街角で、同じような事が起こるなんて思いもしませんでした。同じく天井も高かったので何とも面白いシンクロニシティー。。。

こんな風に物事の見方を変えてみると、このコンサートの在り方も面白いですしエキサイティングですよね。