2022年7月14日木曜日

ブローウェル2曲アップしました。

 

前述の投稿で、ブローウェルの事について少し書きましたので、17年前の演奏ではありますが、私のライヴ動画をアップします。


まずはジャンゴラインハルトの主題による変奏曲。




この曲はまずはジャンゴ・ラインハルトを知ることから始まりますよね。

ジャンゴのヌアージュという曲をテーマにしているのですが、私はたまたまジャズが好きだった流れで、この曲は長年知っていました。

この1曲だけ知っていても、ジャズ全般に親しんでいないと本当の意味ではアプローチ出来ないのではないか、と思うとそこの部分が難しいところです。


この曲はアプローチ次第でまったく面白くなくなってしまいます。

言葉で言い表せない何かが必要な曲ですよね。


では、どうしたら良いか。

この曲を弾く為に無理にジャズを聴くのではなく、

自分のキャラクターに合った選曲をすることではないでしょうか。


ジャンゴ・ラインハルトやジャズが好きでないと、そもそもこの曲を弾こうとは思わないとも言えますが。。。



2曲目は言わずと知れた「黒いデカメロン」です。

長いので、抜粋してまとめてあります。


まだユーチューブに上げたばかりですので、気に入って頂けましたら、高評価ボタンを押していただけると、とっても嬉しいです!




黒いデカメロンといえば、イタリア物語文学の傑作と言われる「デカメロン」(私は映画も見ました)を思い出す方もいらっしゃるかと思いますが、ドイツの民俗学者レオ・フロベニウスがアフリカの伝承物語を収集し、まとめた著作「黒いデカメロン」からインスピレーションを受けた作品だと言われています。


ブローウェルはミニマル・ミュージックに傾倒していた時期がありますが、2曲ともその影響が見られますね。


スティーヴ・ライヒをはじめとするミニマル・ミュージックを聴いていた時期はありましたが、ミニマルというのは、無限ループ的なグルーヴ感が、聴いていても演奏しても心地よい高揚感を生み出しますよね。


レオ・ブローウェルは小学4年生の時に「舞踏礼賛」を初めて弾いて、世の中に(クラシック)にこんなセンスの良い曲があったんだ、と開眼したのが始まりです。


今ではめっきり弾かなくなりましたけれど、現代音楽の手始めに弾く方は多いですよね。