2013年9月4日水曜日

フランス語と音色の関係について。

最近まだ始めたばかりだけど、フランス語を教え始めてハッと気付かされたことがある。

それはフランス語の母音の多様さをあらためて考えた時に、これはもしかしたら私がギターを弾く時、音色の変化にこだわっている事と何か関係しているのかもしれないと思った。

母音が鼻母音も含めて16種類もあると言う事は、それだけ発音が微妙で変化に飛んでいるということ。それをフランス留学中に浴びるように聴いて話したことで、体の中に沁みわたりギターの音で無意識に再現しようとしていたのではないかと。。。

タッチやアタックの角度を微妙に変えることに没頭するのは、きっとその16種類の母音が影響しているのかもしれない。それを声だけでなくギターでも発音、表現しようとしていることに今になってやっと気づきました。

時に耽美的だったり、ふくよかだったり、奥行きがあるけど曖昧な音色だったり、またRのようなノイジーな音だったりするのは、「そこで必要」だと思っているからやっているわけで。それはもちろん様式や曲想によって、こだわり方が変化してくる。

そんなことに気付くと、音楽もフランス語もまた一層、楽しさが増してくるのですね。。。