今回はアコースティック・ギター界のフィンガー・スタイルの先駆者、
中川イサトさんの特集をしたいと思います。
とはいえ・・・私は中川イサトさんの詳細を知ったのは、つい数日前。
知人の大御所ギタリスト様がフェイスブックに「五つの赤い風船」のレコードを
投稿していらっしゃったことが事の始まりです♪
(私はこの五つの赤い風船さえも存じ上げませんでした。)
「五つの赤い風船」てなんだろう・・・?と調べてみると、
1967年結成の初期フォークを牽引と書かれている。
その「五つの赤い風船の」メンバーのお1人に中川イサトさんが
いらっしゃったことを知り、驚きを隠せませんでした!
驚きを隠せなかったのは何故でしょう・・・?
この中川イサトさんという方がひと昔前に、ご自身のブログで
私、竹之内美穂の1stCD「Ano Zero」」を「マイ・フェイバリット」というタイトルで
取り上げてくださってくださっていらっしゃった方だったからです!!
長年どんな方なんだろう…と思っていたら、先日の大御所ギタリスト様の投稿で、人物像が浮かび上がった、というわけなんです😃
ではまずは私も知らなかった「五つの赤い風船」の中から1曲ご紹介したいと思います。
歌い方に独特のタイム感覚がありますよね。
そして根底に流れている真実に嘘がない、ところが好きです。
さて、そしてそして、な、なんと中川イサトさん、実はあの押尾コータローさんの師匠であったのです~!!!二重に驚きです!
押しも押されぬ押して押されて音楽界から押された、押尾コータローさんが、敬意を表さずにはいられない、ギタリストにこの中川イサトさんを上げていらっしゃいます。
それではアコースティック・ギター界の草分け的存在、中川イサトさんとは、一体どのようなギタリストなのでしょう。1曲代表曲を聴いてみたいと思います。
確かに押尾コータローさんのルーツを感じることが出来ますね。
中川さんは今年旅立たれて、ご存命だったら75才。この時代にアコスティック・ギターのフィンガー・スタイルを初めて確立された方らしいですが、先駆者だけにこの方でしたかない強度を感じます。
他国はそれぞれ自分達の音楽があって羨ましいなと、民族音楽にのめりこんでいた中高時代から果たして日本の音楽ってなんだろう?と思ってきました。
日本人は真似が上手いとよく言われるけれど、少し違うような気がしてきました。
昔から天才は真似で終わらず、盗んで自分のものにすると言われているけれど、日本人はまさにそれではないか、などと最近思っています。
例えば洋食、洋服、洋楽の世界・・・上手くぬすんで日本独特の文化にしていると思います。なぜ今まで気が付かなかったのだろう。
最後にデュオで、太陽の日差しと南の島が似合うヴァカンスチックな曲♪
可愛いですよね。
こんなすんごい方が、私のCDをブログに取り上げてくださっていたなんて、大変光栄で驚きでしかないです。
一度お会いしてお話ししてみたかった。。。
中川イサトさん、ありがとうございました。
そして安らかに。。。