2015年12月13日日曜日

今日は盛り沢山な日でした。




今日の午前中は教会で演奏させて頂き、午後は教室のクリスマス発表会、そして忘年会と充実した1日でした。

生徒の演奏に加え、私もソロで大曲を演奏したのですが、途中からザワザワとしてくる(子供たちにとっては。)なか、真剣に私の指元を見て聴き入る子もいました。

このような時って、子供だからと言ってあまり妥協せず、こちらも本格的な曲を真剣に弾くと、沢山いる中で、一人でも二人でも興味を持ってもらったり、子供たちなりの感じ方を持ってもらうことに躊躇いはありません。

一番前で真剣に聴き入っていた男の子が、演奏終了後、私の顔を真剣な眼差しでジッと見て、思わず「スゴイ。」ともらしたことを嬉しく思いました。

先生が引率しているコンサート、或いは先生方が見ている中、学校でのコンサートでは最初から聴き方を教育されているので、全てではありませんが、本当の反応が分からない事があります。

しかし今回のように自由な場所で何度か弾いてみた感触を率直に伝えるとすれば、例えば皆が知っているポピュラーな曲だと反応する人数は増えるのですが、最終的には上辺だけ「あ~楽しかった。」だけで終わるような気がします。

その中で「こんな本格的で長いクラシック音楽を弾いて大丈夫かな・・・」なんて思いがながら、いざ弾いてみると、中には途中からザワザワしてくる子も中にはいます。(大人が演歌も好きであれば、ポップスが好きだったり、現代音楽が好きだったりすることと同じなので、ザワザワする子がいるのは当たり前で何も悪いことではないと思います。ただ大人は理性でコントロールしているだけですので。)

しかし、結局のところ、心の奥まで入り込むような曲を弾いたときのほうが、それに反応する子供達の食い入るように見る真剣な眼差し、演奏終了後の子供たちから発せられる「気」であったり「言葉」が違います。

こんな経験のほうが、将来子供たちにとっては心に残るものなのではないか、と思った日でもありました♪