2014年12月23日火曜日

回想2014。



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     お茶目な世界的ギタリスト(笑)。

今年は挑戦と新しい出会いの年でした。

この写真は先日11月に行われた長崎でのリサイタルでヴィヴァルディのラ・フォリアを演奏した時のもの。

世界的ギタリスト山口修さんや、福岡を拠点にご活躍されている橋口武史さんもかけつけて下さり、豪華メンバーを恐れ多くも後ろに(わ~恐縮!!)協演させていただきました。

いつでもこのような状況は無いのかもしれませんが、本当のプライドだなって思いました。

ラ・フォリアは元々トリオ・ソナタですが、それを私が五重奏に編曲しコンチェルトで演奏し、今回は初のリアリゼーションなるものや即興も試み、これもまた新たな挑戦でした。

指揮の山下亨先生(山下和仁さんのお父様)の徹底ぶりに、合奏団の皆さまも本番ギリギリまでリハーサルしてくださり、本番は気持ちよく演奏させて頂きました。

山下先生を初め、合奏団の皆さまにはとても感謝しております。

常々思うことは、演奏家は決して学者ではない、ということ。常に勉強し続け向上したいという気持ちはあります。

しかしいくら知識があってもそれを演奏に活かすことが出来なければ演奏家でいる意味がないと思うのですよね。

ギタリストはルネッサンス~現代まで学ぶことが多く、部分的に不足している所があったとしても、今を生きる人達の前で、今を生きる演奏家がいかに豊かに琴線に触れる演奏会が出来るか、そのことのほうが大事と思うのです。